こんにちは、サックス奏者の鈴木です!
サックスを始めた方から、「どのくらい練習すれば、曲が吹けるようになりますか?」という質問をよくいただきます。
憧れの曲を奏でたい、あのメロディを自分で吹いてみたいという思いは、上達への一番のモチベーションになりますよね。
もちろん上達には練習具合やライフスタイルによって個人差があります。
ですが今回は、多くの方がサックスを上達するまでの期間の目安や、身体の変化について詳しくお話ししていきます。
1. 「3ヶ月」が一つのチェックポイントです
サックスの上達には個人差がありますが、一つの目安として「3ヶ月」継続すると、ある程度の曲が吹けるようになるケースが多いです。
もちろん人によって個人差は大きいのですが、 週に1度レッスンに通っていて、ご自宅で毎日1時間程度は練習時間が確保できる方は、3ヶ月後には簡単な曲なら演奏できるようになることが多いです。
理由については後述しますが、『アメージング・グレース』や『ムーン・リバー』、『オーバー・ザ・レインボー』といった、皆さんが一度は耳にしたことのある名曲にもチャレンジできるようになりますよ。
💭 ワンポイントアドバイス 最初から難しい曲に挑戦するのではなく、まずはシンプルで親しみやすい楽曲から触れていくことが、モチベーションを維持するコツですよ。
2. アンブシュア(口の形)の安定に必要な期間
サックスを演奏する上で欠かせないのが、「アンブシュア」です。
これは楽器を吹く時の「口の形」のことで、特に唇の周りの筋肉(口輪筋)の使い方が重要になります。
練習を始めてから3ヶ月ほど経つと、この筋肉が鍛えられてきて、適切なアンブシュアのための力や、曲を演奏するための持久力が身に付いてきます。
- アゴを強く噛みすぎなくても音が出せるようになる
- 低い音から高い音まで、艶やかな音色が出るようになる
毎日コツコツと楽器に触れることで、身体が「サックスを吹くための状態」へと整っていきます。
3. サックス特有の「息の使い方」に慣れる
「肺活量がないと吹けないのでは?」と心配される方もいますが、大切なのは肺の大きさよりも「息の使い方」です。
サックスでは、一般的な生活が送れる成人の方の肺活量で、2小節から4小節ほど音を伸ばすことができ、これは1フレーズを一息で吹くには十分な長さです。
ただし普段の生活と違う、素早く深く吸い、長くゆっくりと吐くと言う独特な深い呼吸に身体が慣れ、使える息の量が増えてくるのも、やはり3ヶ月を過ぎたあたりからです。
💭 ワンポイントアドバイス 呼吸が安定してくると、音の揺れが少なくなり、より安定した演奏ができるようになります。焦らず、自分の呼吸のリズムを掴んでいきましょう。
4. 指使いと楽器のホールドバランス
サックスは指を細かく動かすだけでなく、楽器を安定して支えるバランス感覚や筋力も必要です。
最初のうちは楽器を支えるだけで力が入ってしまいがちですが、3ヶ月ほど練習を続けると、楽器のバランスを保つコツが掴めてきます。
- ボタンを操作しながら楽器をホールドする力がつく
- 指を独立させて、軽やかに動かせるようになる
複雑な指使いや速いパッセージについては、半年から1年と長いスパンでトレーニングを続けることで、さらにアップテンポな曲にも対応できるようになります。
5. 楽譜を読む能力は「2ヶ月」が目安
「楽譜が全く読めない」という方もご安心ください。
サックスで使う音は、一番低い「シのフラット」から高い「ファのシャープ」まで、音符の位置にして20個程度です。
- 練習目安: 1日30分、集中して楽譜に触れる
- 習得期間: 2ヶ月あれば、演奏に支障がない程度に読めるようになる
ピアノのように複数の音を同時に読む必要はなく、1音ずつ追っていく単音楽器なので、集中して取り組めば比較的早く習得可能です。
まとめ
サックス上達のポイントを振り返ってみましょう。
身体の筋肉や呼吸がサックスに慣れ、簡単な曲が吹けるようになる目安
唇周りの筋肉を鍛えることで、音色が艶やかになる
素早く吸い、長く吐く独特の呼吸に慣れることが大切
毎日少しずつ触れることで、2ヶ月程度で読めるようになる
タンギング(舌を使って音を区切る技術)や、より速い指使いが身についてくる
サックスは、練習した分だけ身体が応えてくれる楽器です。
最初は思うようにいかないこともあるかもしれませんが、3ヶ月後の自分を楽しみに、まずは楽器に触れる時間を大切にしてみてください。
あなたの音楽生活が豊かなものになるよう、応援しています!


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