[サックス]演奏がずれてしまう場合の原因と対処法

こんにちは、サックス奏者の鈴木です。

合奏や伴奏に合わせて吹いている時、周りの演奏と自分の場所がずれてしまい、「今どこを吹いているのか分からない!」と焦ってしまった経験はありませんか?

このような状態を、セッションでは「ロストする」と呼びます。

今回は、ロストをしてしまうときの特徴とその原因、そして正確なリズムをキープするための練習法についてお話しします!

1. 「ロスト」とはどのような状態か

ロストとは、他の奏者や伴奏と自分の演奏がずれてしまい、楽譜上のどの位置を演奏しているのか見失ってしまうことを指します。
特に多いのが、1小節や2小節といった大きな単位ではなく、「1拍や2拍」といったキリの悪いずれから生じるケースです。
多くの場合見られるのは、本来のテンポよりも先に進んでしまうこと状態なっています。

💭 ワンポイントアドバイス 合奏時やセッション時に、合っているのか合っていないのかわからない時は、演奏を録音してずれてしまっていないか聞き返しましょう!客観的に聞くことでどこでずれているのか、傾向がわかってきます。

2. なぜロストしてしまうのか?その原因

ロストしやすい場面には共通点があります。

それは、フレーズの最後にある「長い伸ばしの音」や、「長い休符」の時です。

音が伸びている間や休符の間は、つい意識のスイッチがオフになりがちです。

その結果、音の長さを正確にカウントできなくなり、リズムがずれてしまうのです。

特に、複数の小節をまたぐような長い音を吹く際に注意が必要です。

3. 正しい「カウントの仕方」を身につける

長い音を数える際、音の出だしから「1、2、3、4、5、6……」と、ただ長さを数字で数えてはいませんか? 実はこの数え方はおすすめしません。なぜなら、楽曲の拍子の流れとしては非常に不自然だからです。

おすすめなのは、「今、小節内の何拍目を吹いているのか」を数える方法です。

カウントの例(4/4拍子で、3拍目から6拍分伸ばす場合)

  • × 良くない数え方: 「1、2、3、4、5、6」と長さだけを数える
  • ○ おすすめの数え方: 「3、4、(次の小節の) 1、2、3、4」と現在の拍の位置を数える

このように、小節の中での自分の位置を把握しながらカウントすることで、ロストを防ぐことができます。

これは休符の場合も同様です。

4. 足を使ってリズムを刻む「譜読み」の練習

よくずれてしまうポイントは譜割りを正しく理解できていないことが非常に多いです。

微細なリズムのずれを解消するために、まずは足を使って4拍すべてを均等に刻む練習をしてみましょう。

練習の手順

足で「タン、タン、タン、タン」と一定の拍を刻みます。

そのリズムに合わせて譜読み(演奏せずに楽譜を追うこと)をします。

もし演奏とリズムのハマりが曖昧になる箇所があれば、足のリズムと演奏が一致するまでテンポを落としてゆっくり行いましょう。

自分の足が刻む拍と、演奏する拍がぴったり重なる感覚を養うことが大切です。

💭 ワンポイントアドバイス 譜読み(ふよみ)とは、実際に楽器を吹く前に、楽譜のリズムや音程を正しく把握する作業のことです。この段階でリズムを完璧にしておくことが、上達への近道ですよ。

5. 日常生活で「2拍目と4拍目」を感じる習慣

普段音楽を聴くときにも、ロストを防ぐためのトレーニングができます。

それは、「2拍目と4拍目」を意識して聴くことです。

一般的な楽曲では、スネアドラムがこの2拍目と4拍目に入ることが多いため、ここを基準にリズムを取る習慣をつけてみてください。

これにより、今自分が小節内の何拍目にいるのかを自然に把握できる力が身につきます。

まとめ

ロストを防ぐためのポイントを振り返ってみましょう。

STEP
小節内の位置で数える

音の長さではなく「今何拍目か」を意識する

STEP
足でリズムを刻む譜読み

譜読みの段階から足の動きと演奏を一致させる

STEP
日常からリズムを意識

音楽を聴くときは2拍目・4拍目を意識して捉える

ロストは、ちょっとした意識の変化と練習の積み重ねで必ず克服できます。

一歩ずつ、正確なリズムを体の中に作っていきましょう。

あなたのサックス演奏が、より自信に満ちた楽しいものになるよう応援しています!

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この記事を書いた人

サックス講師歴18年。「脱!棒吹き」をテーマに、メロディの歌い方を分かりやすくお伝えしています。主にポピュラー楽曲の演奏を中心に初心者からプロまで幅広い方達を指導中。

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