楽譜ってどう読むの?
まずは「五線」と音の高さから
この回でわかること
- 楽譜の「縦」と「横」が、それぞれ何を表しているか
- 五線のどこに音符があると、高い音・低い音なのか
- 音符は線の「上」にも「間」にも書かれること
1. 五線は何を表しているのか
サックスの音は出せるようになっても、楽譜を渡されると5本の線が何を表しているのかわからない、という方は少なくありません。
楽譜にはさまざまな記号がありますが、土台になる決まりごとの数は多くありません。今回はその中で最初に押さえておきたい、音の高さの表し方を扱います。
2. 楽譜の「縦」と「横」
楽譜を見るとき、意識するのは2つの方向だけです。
| 方向 | 表しているもの |
|---|---|
| 縦(上下) | 音の高さ |
| 横(左→右) | 時間の流れ |
横方向はそのままです。左から右へ、読む順番に音が進んでいきます。本を読むのと同じ向きですね。
大切なのは縦方向です。音符が上に書かれているほど高い音、下に書かれているほど低い音を表します。
3. 五線を見てみましょう
楽譜の5本の線を「五線(ごせん)」と呼びます。この5本を物差しにして、音の高さを書き表します。
この3つを続けて吹けば、低い音から高い音へ上がっていきます
音符から上や下に伸びている棒は「符尾(ふび)」といいます。向きが上だったり下だったりしますが、音の高さを決めているのは棒ではなく、黒い玉の位置だけです。棒の向きは見た目を整えるためのもので、今は気にしなくて大丈夫です。
4. 音符は「線の上」にも「線と線の間」にも書かれる
ここが最初のつまずきポイントです。音符は線の上だけに書かれるわけではありません。線と線の間(「間(かん)」と呼びます)にも書かれます。
左は線が玉を貫いています。右は線に触れず、すき間にすっぽり入っています
この2つは隣り合った違う音です。玉のどまんなかを線が通っていれば「線の音」、線に触れずすき間に収まっていれば「間の音」。楽譜を見るときは、まずここを見分けます。
五線には線が5本、間が4つあるので、合わせて9か所。さらに上下にはみ出す音もありますが、それは第3回で扱います。
5. サックスの感覚とつなげておく
すでに音が出せる方には、ここで一度楽器と結びつけておくのがおすすめです。
サックスは、指を押さえるほど低い音、離すほど高い音が出ますね。管の中の空気が通る長さが変わるためです。この感覚を、そのまま楽譜に重ねてください。
楽譜を読む練習というのは、突き詰めれば「玉の位置」と「指の形」を結びつける作業です。今日の時点では、上下の向きが一致していることだけ体に入れておけば十分です。
6. 確認クイズ
Q1. AとBでは、どちらが高い音?
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Bです。五線の上のほうに書かれているほど高い音になります。
Q2. この2つの音の高さは、同じ? それとも違う?
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同じ高さです。棒の向きが違うだけで、黒い玉はどちらも同じ線の上に乗っています。高さを決めているのは玉の位置だけです。
Q3. この音符は「線の上」と「線と線の間」のどちらに書かれている?
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線と線の間です。玉が線に触れず、すき間にすっぽり収まっています。
今日のまとめ
- 楽譜の縦は音の高さ、横は時間の流れ
- 上に書かれているほど高い音
- 音符は線の上にも、線と線の間にも書かれる
- サックスで指を離して音が上がる感覚と、楽譜の上下は一致している
次回は、楽譜の左端に置かれている「ト音記号」を扱います。この記号は、五線のどの位置が「ソ」の音にあたるのかを示しています。そこを基準にすれば、残りの音の位置も順番に決まっていきます。

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