楽譜ってどう読むの?五線と音の高さ

Lv0|音楽理論ノート 01

楽譜ってどう読むの?
まずは「五線」と音の高さから

読む目安:約5分

この回でわかること

  • 楽譜の「縦」と「横」が、それぞれ何を表しているか
  • 五線のどこに音符があると、高い音・低い音なのか
  • 音符は線の「上」にも「間」にも書かれること

1. 五線は何を表しているのか

サックスの音は出せるようになっても、楽譜を渡されると5本の線が何を表しているのかわからない、という方は少なくありません。

楽譜にはさまざまな記号がありますが、土台になる決まりごとの数は多くありません。今回はその中で最初に押さえておきたい、音の高さの表し方を扱います。

2. 楽譜の「縦」と「横」

楽譜を見るとき、意識するのは2つの方向だけです。

方向表しているもの
縦(上下)音の高さ
横(左→右)時間の流れ

横方向はそのままです。左から右へ、読む順番に音が進んでいきます。本を読むのと同じ向きですね。

大切なのは縦方向です。音符が上に書かれているほど高い音、下に書かれているほど低い音を表します。

3. 五線を見てみましょう

楽譜の5本の線を「五線(ごせん)」と呼びます。この5本を物差しにして、音の高さを書き表します。

高い 低い 低い音 真ん中 高い音 右にいくほど上=だんだん高くなっていく

この3つを続けて吹けば、低い音から高い音へ上がっていきます

音符から上や下に伸びている棒は「符尾(ふび)」といいます。向きが上だったり下だったりしますが、音の高さを決めているのは棒ではなく、黒い玉の位置だけです。棒の向きは見た目を整えるためのもので、今は気にしなくて大丈夫です。

4. 音符は「線の上」にも「線と線の間」にも書かれる

ここが最初のつまずきポイントです。音符は線の上だけに書かれるわけではありません。線と線の間(「間(かん)」と呼びます)にも書かれます。

線の上に乗っている 線と線の間に入っている

左は線が玉を貫いています。右は線に触れず、すき間にすっぽり入っています

この2つは隣り合った違う音です。玉のどまんなかを線が通っていれば「線の音」、線に触れずすき間に収まっていれば「間の音」。楽譜を見るときは、まずここを見分けます。

五線には線が5本、間が4つあるので、合わせて9か所。さらに上下にはみ出す音もありますが、それは第3回で扱います。

5. サックスの感覚とつなげておく

すでに音が出せる方には、ここで一度楽器と結びつけておくのがおすすめです。

サックスは、指を押さえるほど低い音、離すほど高い音が出ますね。管の中の空気が通る長さが変わるためです。この感覚を、そのまま楽譜に重ねてください。

指を離して音が上がる = 楽譜では音符が上にいく

楽譜を読む練習というのは、突き詰めれば「玉の位置」と「指の形」を結びつける作業です。今日の時点では、上下の向きが一致していることだけ体に入れておけば十分です。

6. 確認クイズ

Q1. AとBでは、どちらが高い音?

A B
答えを見る

Bです。五線の上のほうに書かれているほど高い音になります。

Q2. この2つの音の高さは、同じ? それとも違う?

答えを見る

同じ高さです。棒の向きが違うだけで、黒い玉はどちらも同じ線の上に乗っています。高さを決めているのは玉の位置だけです。

Q3. この音符は「線の上」と「線と線の間」のどちらに書かれている?

答えを見る

線と線の間です。玉が線に触れず、すき間にすっぽり収まっています。

今日のまとめ

  • 楽譜の縦は音の高さ、横は時間の流れ
  • 上に書かれているほど高い音
  • 音符は線の上にも、線と線の間にも書かれる
  • サックスで指を離して音が上がる感覚と、楽譜の上下は一致している

次回は、楽譜の左端に置かれている「ト音記号」を扱います。この記号は、五線のどの位置が「ソ」の音にあたるのかを示しています。そこを基準にすれば、残りの音の位置も順番に決まっていきます。

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この記事を書いた人

サックス講師歴18年。「脱!棒吹き」をテーマに、メロディの歌い方を分かりやすくお伝えしています。主にポピュラー楽曲の演奏を中心に初心者からプロまで幅広い方達を指導中。

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