こんにちは、サックス奏者の鈴木です。
サックスを始めて間もない方や、お一人で練習に励んでいる方から「どうすれば効率よく上達できますか?」というご相談をよくいただきます。
私はこれまで18年間、多くの方にレッスンを行ってきましたが、その中で「この人は上達が早いな」と感じる方々には共通した特徴があることに気づきました。
今回は、限られた時間の中で着実にステップアップするために上達する方が取り組んでいることをお伝えします。
1. 毎日短時間でも「楽器に触れる」
まず一つ上達が早い人の最大の特徴は、毎日サックスに触れているという点です。
仕事や学校で忙しく、まとまった練習時間が取れない日もあると思います。
しかし、1時間や2時間の練習をたまにやるよりも、毎日少しずつ楽器に触れる方が、上達への近道となります。
💭 ワンポイントアドバイス
サックスを吹くための口の形(アンブシュア)や、良い音を出す感覚は非常に繊細です。1日、2日と間が空いてしまうと、口周りの筋肉や感覚が少しずつ忘れてしまい、思い出す作業から始めなければならなくなります。
2. 朝5分の「マウスピース練習」を取り入れましょう
上達が早い方の中には、非常に効率的なルーティンを持っている方がいます。
例えば、毎朝5分だけマウスピースとネックを使い、音を長く伸ばす「ロングトーン」の練習をする方法です。
しっかり時間を取れなくても5分だけ、日々の歯磨きと同じように生活の中の習慣化します。
- 朝: 5分間のマウスピースとネックでの音出し
- 夜: 楽器本体で音を出さずに、指使い(運指)の確認
- 休日: カラオケボックスなどでしっかりと音出し練習
このように、環境に合わせて練習内容を工夫することが大切です。
💭 ワンポイントアドバイス
毎日必ず音を出すことで、理想的なアンブシュアを早く定着させることができます。
どのくらい深くマウスピースをくわえると楽に、真っ直ぐな音が出るのかを毎日確認しましょう。
3. 「改善」と「反復」を使い分ける
練習の質を高めるためには、「改善」と「反復」の2つを意識して使い分けることが重要です。
- 改善・改良: 毎回、音出しをしながら「さっきより少し深くくわえてみよう」「唇の巻き方を変えてみよう」と試行錯誤する作業です。
- 反復: 「あ、今の音が良かった!」というポイントを見つけたら、それを体に覚え込ませるために何度も繰り返す作業です。
ただ漫然と吹くのではなく、この2つの視点を持って練習に取り組んでみてください。
4. 客観的なアドバイスを素直に取り入れる
上達が早い人は、先生や経験者からのアドバイスをすぐに取り入れ、言われた通りにまず練習に取り入れてみる方が多いです。
自分一人で吹いていると、どうしても気づかない「悪い癖」がついてしまうことがあります。
プロのスポーツ選手がトレーナーをつけるように、客観的な視点からのアドバイスを取り入れることで、自分では気づけなかった課題をクリアする助けになります。
💭 ワンポイントアドバイス
経験が長くなってくると自分の「型」ができ、それがマイナスに働いてしまうこともあります。
一度自分のスタイルを脇に置いて、アドバイスを1から10まで試してみることが、壁を乗り越えるきっかけになります。
5. メトロノームを「上達の指標」にする
指使い(運指)やタンギング(舌を使って音に区切りをつける技術)の練習には、メトロノームが欠かせません。
自分の好きなテンポだけで練習していると、得意な箇所はスムーズでも、難しい箇所で無意識にテンポが遅れたり、一呼吸で行きたいところが止まってしまったりすることがあります。
メトロノームを使い、まずはゆっくりとしたテンポから指を確実に動かせるようにし、できたら少しずつ速度を上げていきましょう。
💭 ワンポイントアドバイス
メトロノームに合わせて練習することで、バンドやカラオケ伴奏と一緒に演奏する際に、周りの音とぴったり合わせる力が養われます。
6. おすすめは「スケール練習」
最後に、最もおすすめしたい練習法が「スケール(音階)練習」です。
スケール練習には、サックス上達に必要な要素が凝縮されています。
- 指使いの確認
- 息の使い方のコントロール
- 低音から高音までのアンブシュアの変化
- タンギングと指のコンビネーション
まずはメジャー(長調)とマイナー(短調)の全12音から始めてみましょう。
まとめ
上達が早い人のポイントを振り返りましょう。
サックスの上達は一朝一夕にはいきませんが、日々の小さな積み重ねが、ある日大きな変化として現れます。
あなたの練習がより楽しく、充実したものになるよう応援しています!


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