こんにちは、サックス奏者の鈴木です。
サックスを購入した際に付いてくる「付属ケース」はとても優秀ですが、タイプによっては重量があって持ち運びが大変だったり、移動手段に合わせてリュックタイプに変えたかったりと、ケースの購入を考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、大切な楽器を守り、かつ快適に持ち運ぶための「ケース選びのポイント」について、詳しくお話しします。
1. 移動手段に合わせて選びましょう
ケースを選ぶ際にまず考えるべきなのは、「普段どのように楽器を持ち運ぶか」という点です。
- 車での移動が多い場合: 多少重くても、衝撃に強いしっかりとしたハードケースが安心です。
- 徒歩や電車での移動が多い場合: 肩への負担を考え、軽量なものを選びたいところですが、軽さだけでなく「外側の頑丈さ」も併せて確認することが大切です。
💭 ワンポイントアドバイス 自分の移動スタイルを振り返ってみましょう。徒歩移動がメインの方は、両手が空くリュックタイプを選ぶと疲れにくく、安全性も高まります。
2. ソフトケースは避けましょう
ケースには大きく分けて「ハード」「セミハード」「ソフト」の3種類がありますが、サックスにおいてソフトケース(厚手の布地のもの)はおすすめできません。
サックスは非常にデリケートな楽器です。
移動中に少しぶつけただけでも、簡単に音が出なくなったり、調整が狂ったりしてしまいます。
万が一の衝撃から楽器を保護できないソフトケースは、選択肢から外しておくのが無難です。
3. セミハードケースの選び方と注目ブランド
セミハードケースは、軽量さと保護性能のバランスが良いのが特徴です。ここでは、音声でも触れた代表的なタイプをご紹介します。
- 収納力重視なら「リュックタイプ」: リュックタイプの中でも、例えばバム(BAM)のトレッキングケースなどは収納スペースが非常に豊富です。
楽譜やお手入れ用品、さらにはタブレットなども一緒に収納できるため、カバンを別で持つ必要がありません。 - スタイル重視なら「肩掛けタイプ」: CCシャイニー:カラーバリエーションが豊富で、好みの色を選べる楽しさがあります。
ヤコブ・ヴィンター:驚くほど軽量なのが特徴です。ただし、ベルの中に小物を収納するタイプが多く、他に収納スペースがほとんどないため、荷物を別に持つ方に適しています。
💭 ワンポイントアドバイス 荷物を一つにまとめたいのか、ケースはコンパクトにしてカバンを別に持つのか、自分の好みのスタイルをイメージしてみましょう。
4. 楽器との「フィット感」が最も重要です
ケース選びで最も大切なのは、「自分の楽器がケースの中で動かないこと」です。
- ガタつきの確認: 楽器を入れたときに中でガタガタ動くと、それだけで調整が崩れる原因になります。
- 無理な圧迫がないか: 蓋を閉める際に、楽器のキー(指で押さえるボタン部分)が無理に押されていないかも確認が必要です。
万が一隙間がある場合は、タオルなどを詰めて調整することもできますが、基本的には楽器にジャストフィットするものを選びましょう。
5. ビッグベルタイプをお使いの方は注意が必要です
キャノンボールなどの「ビッグベル(ベルのサイズが大きいタイプ)」の楽器を使用している方は、特に注意してください。
通常のケースではベルが収まらなかったり、無理に押し込むことで楽器に大きな負担がかかったりすることがあります。
必ず「ビッグベル対応」のケースであるかを確認するようにしましょう。
6. 購入前に楽器店で試し入れしましょう
ケースの価格は1万円を切るものから、10万円近くするものまで様々です。安価なものは内部の作りが雑な場合もあるため、値段だけで判断するのは危険です。
一番の失敗しない方法は、自分の楽器を楽器店に持参し、実際にケースに入れてみることです。
・ガタつきはないか?
・キーが圧迫されていないか?
・持ち心地はどうか?
これらを自分の目で確かめてから購入することをおすすめします。
まとめ
移動手段(車・徒歩)に合わせて、適切な重量と形状を選ぶ。
楽器を守るために、ソフトケースは選択肢に入れない。
ケース内でのガタつきや、キーへの圧迫がないかを確認する。
デカベル奏者は必ず専用・対応ケースを選ぶ。
最後は必ず実物でフィット感を確認する。
ケースは、あなたのサックスを長持ちさせるための大切な投資です。
予算を惜しみすぎず、あなたのパートナーである楽器に最適な「家」を見つけてあげてくださいね。
皆さんのサックスライフが、より快適で素晴らしいものになるよう応援しています!


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